KATE全国大会発表

英文内容理解に及ぼす音読の影響―リーディングにおけるWarm-up Effect 検証

阿久津仁史(東京都文京区立第八中学) 兼子真季(文京区立本郷台中学) 鈴木政浩(西武文理大学)

 2005年にリスニングにおける音読のWarm-up Effectに関する研究を行いました。その結果、リスニング前に音読に取り組むグループは、音声教材を聞くだけのグループよりも有意にリスニング能力を伸ばすことが検証できました。
 今回はリーディングに焦点を当て、reading comprehensionの前に音読を行うと、スコアが上がるかどうかを検証してみました。
 結論としては、テストの前に音声を聞くだけのグループと音読をするグループで平均点の比較を行いました。結果的には音読によりreading comprehensionのスコアが上がったかどうかは検証されませんでした(平均点の伸びは、事前に音読に取り組んだグループの方にみられたものの、わずかな伸びにとどまっています)。
 今回の研究では、テキストの難易度等の問題(特に内容に関するschemaの働き方の違い)等について事前に配慮できなかったことなどあり、ある種テストパイロット的な報告となりました。
 今回の研究の課題として残ったことがいくつかあります。その中でもテキストの内容について慎重に検討して再実験を行うことや、音読がschemaを活性化するのではないかという予測を立てることができました。
 これらの実験結果からさまざまな課題が確認できました。詳しくは資料をご覧下さい。

資料
当日使用したプレゼン資料:|パワーポイントファイルhtml
大会要項に掲載した原稿:|PDFファイル|ワードファイル|