LET関東支部映像分科会(2006年7月)

【発表要旨】
英語教育における音読指導の効果: 音読能力測定ソフトの活用と実践例ここ数年,音読がことばの習得に有効であると言われるようになりました。(日本語習得のために,日本では古くから音読が重視されてきました。最近では小中学生の学力低下や生活指導の側面から音読や読み聞かせの意義が再認識されるようになっています。)
 しかし外国語学習の分野では語彙習得と同様,学習者が独自にクリアするべき問題として扱われてきたため,具体的な研究はまだ始まったばかりと言えましょう。
 こうした中音読をどのように評価するのかという点については,教室内でも試行錯誤の連続かと思います。
 今回取り上げるSpeak!というソフトは,音読能力を測定し数値化するという画期的なものです。さらにさまざまなメディアを取り込むことにより,単調になりがちな音読活動にさまざまなバリエーションと可能性を与え,学習者の学習意欲を高める要素を持っています。
 単体でも十分学習者にアピールするものですが,今回は洋楽や洋画のデータを取り込み,より一層学習者のやる気を引き出す活用法について簡単にご紹介します。
 また,Speak!を使っている授業風景や,使い勝手などのついて学習者の声をご紹介しながら,Speak!の今後の可能性についても論議ができればと考えています。

当日用意した資料
パワーポイントデータ
プレゼン資料(パワーポイントをHTMLファイル化したもの)
ハンドアウト(Speak!使用後の学生の感想)