LET全国大会発表

音読練習20回は妥当か?―音読練習ソフトを活用した反復音読中の音読スコアの推移分析

阿久津仁史(東京都文京区立第八中学)飯野厚(清泉女学院短期大学)鈴木政浩(西武文理大学)

 音読は何十回も繰り返すとさまざまな力がつくと言われています。今回の発表では、音読を20回繰り返した場合、音読のスコアがどのように上がるのかを、音読能力測定ソフトSpeaK!を使い検証しました。阿久津・飯野・鈴木(2006)では、習熟度と音読能力の相関をSpeaK!とCASECを使って検証しました。この際課題として残った、SpeaK!の音読能力スコアに信頼性があるのかをまず検証。中学生に10種類の英文を読ませ、SpeaK!の評価にゆらぎがないかをα係数を算出して確認しました。
 信頼性が確認されたところで、繰り返し読みをした場合、スコアがどのように伸びるのかを調べました。飯野・阿久津・鈴木(2007)では、大学生のデータを元にスコアの平均点の伸びを調べました。今回の発表では同様の実験を中学生に対して行い、中学生と大学生でスコアの伸びがどのように異なるのかを検証しました。
 これらの実験結果からさまざまな課題が確認できました。詳しくは資料をご覧下さい。

資料
当日使用したプレゼン資料:|パワーポイントファイルhtml
大会要項に掲載した原稿:|PDFファイル|ワードファイル|