大学英語教育学会(JACET)第3回関東支部大会(青山学院大学)

研究発表
英語音読評価に影響する要因−日米評価者の評価比較−

A Comparison of Evaluation of Reading Aloud Performances
Between Japanese and American Informants


発表:鈴木政浩(西武文理大学)・阿久津仁史(聖学院大学)・飛田ルミ(足利工業大学)

【 概 要 】

 従来英語音読の評価法は、読みの速度を数値化する方法や読み間違いを数えて数値化する方法のように機械的に産出される数値と、人間が音声を聞いて判断する方法に分かれる。
 一方、音読の評価については、小川編(1982)が16項目の評価基準を提示してはいるが、熟達度との関係を検証していない。Kuhn & Stahl(2003)は幅広く音読の流暢さに関する研究を整理し、評価項目を提示している。これはKlauda & Guthrie(2008)の評価基準とも概ね共通している。
 そこで本研究は、先行研究から代表的な音読評価項目を抽出し、日本人評価者とアメリカ人評価者による評価の関係を分析し、音読を聞けば学習者の熟達度やテキストの理解度がある程度わかるとする経験的な主張(田垣, 1990: 150等)をふまえ、日本人評価者による評価の妥当性を検証することを目的とする。さらに日本人評価者の評価と、学習者の熟達度との関係を実証的に検証する。
(以上大会要項原稿「問題と目的」を転載)

資料データ

  1. 大会要項原稿(PDF)
  2. パワーポイントデータ
  3. パワーポイントデータのPDF版