第16回中学高校教員のための英語教育セミナ−
(外国語教育メディア学会関西支部中学高校授業研究部会主催)
テーマ:音読指導
2010年3月27日〜28日
中学校における音読指導:Fluency指導とインタラクティブな音読指導のあり方 音読評価の一試案とパソコンソフトSpeaK!を活用した音読指導と評価 |
【 概 要 】
「中学校における音読指導:Fluency指導とインタラクティブな音読活動のあり方」
海外の研究、特に母語におけるリーディング指導や、リーディングに問題を抱えた学習者を対象とした研究には、音読の重要性を認めるものがたくさんあります。その多くはfluency指導に代表されるように、文字・音・意味の一致を自動化し、流暢に音読できる能力が、読解力を支えるという立場を取っています。今回はこうした領域の文献から、聞き手を意識した音読の指導法をご紹介します。ペアワークに加え、ビデオ収録に向けたパフォーマンス、洋画やネットを活用した自学自習のシステム、音読に活用するソフトウエアなど幅広くご紹介します。学生のパフォーマンスを収録したビデオなどもご覧いただきます。
「音読評価の一試案とパソコンソフトSpeaK!を活用した音読指導・評価」
古くから「音読を聞けば英語力がわかる」と言われます。音読の評価項目については、いくつかの文献で提案がなされていますが、今回は音読の評価項目として、単語の発音・ポーズ・ストレス・イントネーションに加え、近年シャドーイング指導で再び注目されるようになった音変化を取り上げます。授業で使用するプリントなどの教材を元にご紹介しながら、評価項目ごとの評価方法について提案をします。音読評価の方法は、評価者が実際に聞いて評価をするだけでなく、音声認識のシステムを使った方法があります。SpeaK!は、音読練習に役立つだけではなく、学習者の音読能力を判定してくれるソフトとして授業で活躍してくれていますが、今回はこのSpeaK!を使った授業の進め方と評価について、実演を交えてご紹介します。
(事前に配布された案内に掲載されたものです)
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